プロフィール
戸村 裕(とむら ゆたか)
1952年 1月 東京生まれ
1992年 栃木県那須地方に移り住む。
郷土玩具の試作研究ののち、95年那須串人形を発表。
以来、那須高原各地で個展・実演販売を展開中。
第40回「日本民芸公募展」にてNHK会長賞を受賞。
第41回同展にて優秀賞を受賞。
第19回「全国奉納絵馬コンクール」にてRNC西日本放送株式会社賞を受賞。
妻京子と共に「民芸工房猫ぢゃらし」を主宰。
那須町黒田原に、妻、義母、二匹のねこと在住。
那須串人形
那須串人形は、伝統的日本人形と同じ桐塑(とうそ)で作られています。
桐塑とは、桐の木を粉末にした桐粉(きりこ)を糊で練って固めたものです。
この上に、貝殻の粉である胡粉(ごふん=日本絵の具としても使います)を重ね塗りして
白い下地を作り、最後に絵付けをして仕上げます。一個一個全て手作り手仕事です。
串人形の歴史
串人形(首人形ともいう)は、江戸時代に広まった人形玩具の一種で、
人形浄瑠璃(文楽)の首(かしら)を玩具化したのが始まりとされています。
西鶴の『好色一代女』に、「衣類とは格別に違い、合点頭のごとし」とありますが、
この合点頭(がてんがしら)というのが首人形の祖型のひとつといわれています。
戦前までは各地に特色のある串人形が見られましたが、
現在ではほとんどが廃絶になっており、関東の作り手は数人しかおりません。
「民芸工房猫ぢゃらし」では、この串人形に息吹を与えたいと思い、
伝承の意匠とともに、新たな創作物を加え制作しています。
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紹介誌一覧
那須串人形は、過去に以下の書誌にご紹介いただきました。
◎朝日新聞(関東・静岡版)/朝日新聞マリオン編集部
2006/11/11 33面 マリオン
郷土玩具研究家畑野栄三先生の連載コラム「ふる里おもちゃ箱」でご紹介いただきました。
画像掲載:「那須路伝説」
◎トクプレ(毎日新聞友の会プレゼント情報誌)/毎日フレンド
2005/4月号 表紙
7周年記念号にちなんで那須串人形の「七福神」が表紙に。
◎読売新聞(愛知版)/読売新聞中部支社
2004/10/03 24面 地域ニュース
「福がいっぱい 〜瀬戸招き猫まつりにぎわう〜」
カラー画像:「招き猫楽市」会場で絵付けしている戸村裕
◎読売新聞(栃木版)/読売新聞宇都宮支局 黒磯通信部
2002/12/18 33面 地域ニュース
「竹ぐしの先にヒツジが次々〜串人形作りに追われる戸村さん」
◎毎日新聞(栃木版)/毎日新聞宇都宮支局 大田原通信部
2001/12/23 23面 地域のニュース
「那須串人形の午(うま)作り急ピッチ」
◎招き猫博覧会/白石書店
板東寛司 荒川千尋著 2001/01/06初版
「ふるさと自慢郷土玩具招き猫〜那須串人形」 p46〜47
◎福の素/日本招猫倶楽部会報
第28号 2000/12/20
「招猫師探索保存会〜那須串人形」 P5〜6
◎OZmagazine(オズマガジン)/スターツ出版
2000/9/26〜10/9号 No247
特集「隠れ家気分のクチコミ温泉宿/那須エリア」
31頁左下「地元クチコミおみやげ」
◎おもちゃ/全国郷土玩具友の会会報
第147号 2000/07/20
「那須串人形に乾杯」畑野栄三 p14〜21
◎下野新聞日曜版おーぽっく/下野しもつけ新聞社
2000/03/05 第118号 1面
「縁日のなつかしさ、にぎやかさ〜戸村さんが作る那須串人形」
◎宝くじドンピシャNO19/レッスン社
2000/06月号 NO19
「特集 勝運を上げる!金太郎VS桃太郎」P15プレゼントコーナー
◎開運大吉NO4/レッスン社 1999/12月号 表紙
招き猫・鯛ネコさんなど。
◎読売新聞(栃木版)/読売新聞宇都宮支局
1998/12/22 24面地域ニュース
「那須串人形に特別賞〜戸村さん5年前から創作」
◎下野新聞/下野新聞社 1998/11/23 5面地域
「那須戸村さんの串人形〜全国の民芸展で特別賞〜色彩と表情の豊かさ評価」
◎宝くじドンピシャNO11/レッスン社 1998/10号
巻頭カラーグラビア 特集那須高原
◎ヤングマガジン/小学館
1996/10/21号 NO44号 表紙、巻頭グラビア
表紙とグラビアで、タレント山口沙弥加さんが
串人形をもって微笑んでいます。那須でのロケ。
◎下野新聞/下野新聞社 1995/11/04 各地総合版
「郷土がん具担い手目指す〜那須の戸村さん趣味高じて天職≠ノ」
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